2008年07月30日

5

#公式の設定展開をどう料理するかは二次創作として腕の見せ所というか楽しみの一つだったりする。とりあえずは続報待ちかな。
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「おはようございますプロデューサー」
「おはよう律子。予定してた仕事、キャンセルになって悪かったね」
「いえいえ。それよりもちょっとお伺いしたいことがあるんですけど、いいですか?」
「ん、何だろう」
「例えばですよ。例えば、伊織がよそに移籍するなんてことになったら、どうします?」
「絶対にないよ」
「絶対! それは大きく出ましたね」
「伊織は特別な人間には特別を求める。それこそ世界中を敵に回しても、伊織の味方であり続ける覚悟が要る。ある意味美希並に依存心は高いよ。だから俺がPである以上、それはあり得ない」
「うわぁ……」
「嘘。ごめん。ちょっとかっこつけすぎた」
「………で、彼女が移籍したらどうするんですか?」
「あの娘の激しく求め続ける性格は性急に結果を求める。それこそ社長にねじ込んで765プロに入ったんだ。手段は選ばないよ。彼女との信頼関係を築けずに、結果を出せる環境がどこかべつに得られるとしたら――伊織は躊躇しない」
「そういう事態に陥った時には、P失格ですね」
「少なくとも伊織のPとしてはそうだね」
「で、そうなったらどうするんです」
「……なあ、律子。俺どうしよう」
「……そんなこと言ってると、ホントに見限られますよ」


「例えばだよ。例えば、美希がよそに移籍するなんて事になったら、どうする?」
「へー。アイツ移籍するの」
「いやいや、例えばの話」
「あらそう。まあ、アイツにそんな根性はいったマネ出来るはずないものね」
「で、どうする?」
「好都合よ。どっちがビジュアルクイーンの名にふさわしいかハッキリさせてやるわ」
「……」

伊織と美希は相性が悪い。伊織にとっては美希のゆとりっぷりががまんならないだろうし、美希にとっては伊織の焦燥が理解できないだろう。さらに悪いことに、美希は「天才」であり、伊織はあまりに「凡人」だ。彼女のいつもの態度から非常に誤解されやすいのだが、そのことは伊織本人が一番自覚していることだ。下手に引き合わせれば、伊織は美希の存在自体を許せなくなるだろう。

だがしかし、美希が「夢」を描き、それに向かって走り出したらなら――。美希は無垢だが幼稚じゃない。おそらく彼女は伊織を理解するだろう。そして伊織も、走り出した美希を「尊敬すべき敵(ライバル)」と認めるに違いない。最悪の相性は昇華され、2人は互いを高め合う、望みうる中でも最良の関係を築けるはずだ。春香と千早がそうであるように――。

いつか2人をいっしょにプロデュースしたいと夢想する。だが底辺Pな俺は隙だらけだった。


「2人ともあずささんには勝てないと思うよ? どたぷーん」
「De変態!!!」

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#このままではSS専になってしまう
posted by tlo at 00:05| ある日の風景的な何か